【解答・解説付き】Salesforce認定Sharing and Visibilityアーキテクト試験対策:第106問

【解答・解説付き】Salesforce認定Sharing and Visibilityアーキテクト試験対策:第106問

設問 

テストメソッドを作成する場合、システムメソッド runAs() によってどの機能が検証されますか?

選択肢

A. ユーザーのレコード共有の強制。
B. ユーザー権限の強制。
C. ユーザーのフィールドレベルのセキュリティの強制。
D. ユーザーのパブリックグループ割り当ての強制。

解答

解説

B. ユーザー権限の強制。
不正解です。
runAs()では、ユーザーが持つオブジェクト権限(例:作成・削除・編集)には影響しません。つまり、対象ユーザーが「取引先作成権限」を持っていなくても、runAs内で取引先を作成できてしまいます。権限テストには別途プロファイル検証が必要です。

C. ユーザーのフィールドレベルのセキュリティの強制。
不正解です。
runAs()はフィールドレベルセキュリティ(FLS)チェックを行いません。たとえば、対象ユーザーが「給与情報」フィールドを見られない場合でも、runAs中に給与フィールドを操作することができます。FLSテストには手動でisAccessible/isUpdateableチェックを実装する必要があります。

D. ユーザーのパブリックグループ割り当ての強制。
不正解です。
パブリックグループのメンバーシップ(所属)は、レコード共有時の共有先設定には影響しますが、runAs自体がグループ割り当てを制御するわけではありません。グループ割り当てはあくまで共有設定側の問題です。

第107問

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