設問
大規模な小売 B2C 顧客は、コールセンターのエージェント向けに顧客の360度ビューを構築したいと考えています。顧客との対話は現在、次のシステムで維持されています。
Salesforce CRM
カスタム請求ソリューション
顧客マスターデータ管理 (MDM)
契約管理システム
マーケティングソリューション
複数のシステムにわたって顧客を一意に識別するアップグレードに役立つように、データアーキテクトは何を推奨すべきですか?
選択肢
A. 顧客を識別するために、すべてのソリューションに Salesforce ID を保存します。
B. 顧客 ID の相互参照として機能するカスタムオブジェクトを作成します。
C. 顧客データベースを作成し、この ID をすべてのシステムで使用します。
D. MDM ソリューションからの顧客 ID を維持するために、外部 ID としてカスタムフィールドを作成します。
解答
D. MDM ソリューションからの顧客 ID を維持するために、外部 ID としてカスタムフィールドを作成します。
解説
A. 顧客を識別するために、すべてのソリューションに Salesforce ID を保存します。
不正解です。
Salesforce IDを他のシステムに保存することは可能ですが、各システムで一貫して管理されていない場合、IDの整合性を維持するのが難しくなります。IDの管理は、各システムに固有のものが一般的です。
B. 顧客 ID の相互参照として機能するカスタムオブジェクトを作成します。
不正解です。
カスタムオブジェクトを使用して相互参照を作成することも可能ですが、MDMの既存のID管理機能を活用する方が実装が簡単で効果的です。MDMは統合データ管理を目的としているため、他の選択肢の方が適切です。
C. 顧客データベースを作成し、この ID をすべてのシステムで使用します。
不正解です。
新しい顧客データベースを作成し、すべてのシステムで使用するIDを導入することは可能ですが、既存のMDMを利用する方が既存資産を活用し、無駄な再作業を防ぐことができます。
D. MDM ソリューションからの顧客 ID を維持するために、外部 ID としてカスタムフィールドを作成します。
正解です。
MDMは顧客データの統合管理を行っているため、既存の顧客IDを外部IDとしてSalesforceに持ち込むことで、異なるシステム間で一貫した顧客の識別が可能になります。これにより、データの整合性を保ちながら、複数システムにわたる顧客情報の統合を容易にします。
第18問
こちらをクリック