設問
ユニバーサルコンテナ(UC)は、顧客に最新かつ有効な関連ポリシーとコンプライアンス情報を提供する Agentforce サービスエージェントを構築したいと考えています。エージェントには、
・人事ポリシー、コンプライアンスガイドライン、社内手順をセマンティックに検索する機能
・公開されているナレッジに基づいた応答を保証する機能
・手動で再構成することなくナレッジの更新を即座に反映する機能
が必要です。エージェントが適切な情報を取得できるようにするには、UC は何をすべきでしょうか?
選択肢
A. 幻覚を防ぐために、ポリシー応答を AI モデルに手動で追加します。
B. AI 検索用にポリシー ドキュメントを保存し、インデックスを作成する Agentforce データ ライブラリを設定します。
C. エージェントがすべての内部記録と過去の顧客からの問い合わせを検索できるようにします。
解答
B. AI 検索用にポリシー ドキュメントを保存し、インデックスを作成する Agentforce データ ライブラリを設定します。
解説
A. 幻覚を防ぐために、ポリシー応答をAIモデルに手動で追加します。
不正解です。Agentforceは事前学習済みLLMを使用しており、モデル自体のカスタマイズは不可能です。また、手動追加では「即座に反映」という要件を満たせず、メンテナンス負荷も高くなります。幻覚防止はRAGによるグラウンディングで実現すべきです。
B. AI検索用にポリシードキュメントを保存し、インデックスを作成するAgentforceデータライブラリを設定します。
正解です。Data LibraryはKnowledgeと統合し、ポリシーやコンプライアンス文書をセマンティック検索可能な形でインデックス化します。RAGによるグラウンディングで信頼性の高い応答を保証し、Knowledge更新は自動的に反映されるため、全ての要件を満たします。
C. エージェントがすべての内部記録と過去の顧客からの問い合わせを検索できるようにします。
不正解です。全記録の無差別検索は、関連性の低い情報や古い情報を含む可能性があり、応答品質を低下させます。「公開されているナレッジに基づいた応答」という要件に反し、コンプライアンス上のリスクも生じる不適切なアプローチです。
第105問
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