設問
営業マネージャーは、チームメンバーが互いに協力して商談を成立させたいと考えています。商談はプライベートに設定されています。同じチームの営業担当者に商談アクセスを許可するには、所有権ベースの共有ルールを使用します。このアプローチの副作用は何ですか?
選択肢
A. 同じチームの営業担当者は、その担当者が所有する商談の取引先への編集アクセス権を持ちます。
B. 同じ営業担当者は、その担当者が所有する商談の取引先への読み取りアクセス権を持ちます。
C. すべての営業担当者は、すべてのアカウントへの読み取りアクセス権を持ちます。
D. すべての営業担当者は、すべての商談の取引先への読み取りアクセス権を持ちます。
解答
C. すべての営業担当者は、すべてのアカウントへの読み取りアクセス権を持ちます。
解説
A. 同じチームの営業担当者は、その担当者が所有する商談の取引先への編集アクセス権を持ちます。
不正解です。共有ルールによる商談共有は親アカウントに対して編集権限を自動的に付与することはありません。通常は読み取りのみです。
B. 同じ営業担当者は、その担当者が所有する商談の取引先への読み取りアクセス権を持ちます。
不正解です。所有権ベースの共有ルールは、特定の商談だけに限定された取引先アクセスを与えるのではなく、より広い範囲に影響します。
C. すべての営業担当者は、すべてのアカウントへの読み取りアクセス権を持ちます。
正解です。Salesforceの共有ルールは、商談などの子レコードを共有すると、その親であるアカウント(取引先)の読み取りアクセスも自動的に付与します。このため、所有権ベースで商談を全体的に共有すると、結果的にすべての営業担当者がすべてのアカウントを閲覧できるようになります。これが意図しない副作用となります。
D. すべての営業担当者は、すべての商談の取引先への読み取りアクセス権を持ちます。
不正解です。所有権ベースの共有ルールによって、すべての商談に関連付けられた取引先にアクセスできるようになるわけではありません。あくまで共有対象となった商談と、それらの親となる取引先のみアクセスが可能になりますが、選択肢Dのように全商談の取引先へのアクセスということではありません。
第93問
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