設問
設問
Universal Containersは、カスタム営業部門プロファイルのユーザーが商談を削除できるようにすることを望んでいません。アーキテクトは、特定のユーザーが商談を削除できないようにするにはどうすればよいでしょうか?
選択肢
A. 商談ページのレイアウトとレコードタイプの設定から [削除] ボタンを削除します。
B. Is Deleted フラグを True に設定できるようにする前に、ユーザーのプロファイルをチェックする検証ルールを作成します。
C. 削除する権限がないことを警告する Visualforce ページで標準ボタンをオーバーライドします。
D. オブジェクト権限の営業チームのユーザープロファイルから「商談の削除」権限を削除します。
解答
D. オブジェクト権限の営業チームのユーザープロファイルから「商談の削除」権限を削除します。
解説
A. 商談ページのレイアウトとレコード タイプの設定から [削除] ボタンを削除します。
不正解です。ページレイアウトから削除ボタンを除外するのは見た目の変更にすぎず、ユーザーが他の方法(たとえばURL直接入力やAPI経由)で削除を試みる可能性を排除できません。権限はプロファイルにより管理されるため、根本的な対策にはなりません。
B. Is Deleted フラグを True に設定できるようにする前に、ユーザーのプロファイルをチェックする検証ルールを作成します。
不正解です。検証ルールは通常、レコードの保存時に発動しますが、削除操作には適用されません。また、Is Deletedはシステムが管理するフラグであり、ユーザーが直接操作するものではありません。したがって、この方法では削除を防ぐことができません。
C. 削除する権限がないことを警告する Visualforce ページで標準ボタンをオーバーライドします。
不正解です。Visualforceページによるオーバーライドはユーザーインターフェースをカスタマイズする手段ですが、システム全体の権限設定を変更するものではありません。たとえボタンをオーバーライドして警告を出しても、他の方法で削除操作が実行される可能性があり、確実な削除禁止策とはなりません。
D. オブジェクト権限の営業チームのユーザープロファイルから「商談の削除」権限を削除します。
正解です。Salesforceにおけるデータの削除は、ユーザーのプロファイルに設定されたオブジェクト権限によって制御されます。プロファイルから「商談の削除」権限を削除すれば、ユーザーはどのような方法を使っても商談レコードを削除することができなくなります。これが、ユーザーに対して確実に削除操作を禁止する最も安全で根本的な方法です。
第44問
こちらをクリック