設問
Universal Containers (UC) の営業マネージャーは、チームの出荷記録 (カスタムオブジェクト)にアクセスできないと不満を抱いています。当初、管理者は、ロール階層の構成が間違っている (出荷 OWD がプライベートである)ためにこれが発生するのではないかと示唆しました。調査を変更した結果、彼らは次のように判断した。これらのユーザーの役割階層は正しいです。Universal Containers の営業マネージャーが出荷記録を参照できない理由は何ですか?
選択肢
A. 出荷共有設定の階層を使用したアクセス権の付与オプションが、Salesforce管理者によって誤って無効化されました。
B. ロール階層 Salesforce 管理者によって暗黙的な共有が誤って無効化されました。
C. 出荷の所有権ベースの共有ルールが Salesforce管理者によって誤って無効化されました。
D. 営業マネージャーには、Shipmentオブジェクトに対する読み取り権限のみがあり、チームレコードを編集することはできません。
解答
A. 出荷共有設定の階層を使用したアクセス権の付与オプションが、Salesforce管理者によって誤って無効化されました。
解説
A. 出荷共有設定の階層を使用したアクセス権の付与オプションが、Salesforce管理者によって誤って無効化されました。
正解です。
Salesforceでは、標準オブジェクトとは異なり、カスタムオブジェクトに対しては「階層によるアクセスの付与(Grant Access Using Hierarchies)」オプションを有効または無効にすることができます。このオプションが有効であれば、ロール階層に基づいて上位のユーザー(例:営業マネージャー)は、下位ユーザーが所有するレコードに自動的にアクセスできるようになります。しかし、今回のシナリオでは、出荷(Shipment)というカスタムオブジェクトの「階層によるアクセスの付与」が管理者によって無効化されているため、たとえ営業マネージャーが役割階層上で上位にあっても、部下のレコードへのアクセスは許可されません。この設定が原因で、営業マネージャーが出荷記録を参照できないという状況が発生しています。
B. ロール階層 Salesforce 管理者によって暗黙的な共有が誤って無効化されました。
不正解です。
暗黙的な共有は自動的に適用されるため無効化することはできません。また、暗黙的な共有の適用範囲は標準オブジェクトのみで、カスタムオブジェクトには適用されません。
C. 出荷の所有権ベースの共有ルールが Salesforce 管理者によって誤って無効化されました。
不正解です。
所有権ベースの共有ルールは、個々のレコードの所有者に基づくアクセス設定を定めるものですが、今回の問題はロール階層の設定と「階層によるアクセスの付与」オプションに関連しています。所有権ルールの無効化が原因ではなく、むしろカスタムオブジェクトの階層共有オプションの設定が原因です。
D. 営業マネージャーには、Shipment オブジェクトに対する読み取り権限のみがあり、チームレコードを編集することはできません。
不正解です。もし営業マネージャーがShipmentオブジェクトに対して読み取り権限を持っているなら、個々のレコードにアクセス(参照)できるはずです。編集権限の有無は、レコードの表示権限には直接関係しないため、この理由では出荷記録が参照できない状況を説明できません。
第42問
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