【解答・解説付き】Salesforce認定Sharing and Visibilityアーキテクト試験対策：第153問 │ ローコードメディア

1. 設問　
2. 選択肢
3. 解答
4. 解説
5. 第154問

設問　

Universal Containers は、AccountShare レコードを手動で作成し、特定のユーザに個別のアカウントへのアクセスを許可する Apex コードを開発しました。アカウントの所有者が変更されたときに、AccountShare レコードが削除されないようにするには、アーキテクトは何をする必要がありますか?

選択肢

A. 共有レコードを作成し、RowCause をカスタム Apex 共有理由に設定します。
B. 「共有なし」キーワードを使用してクラス内に共有レコードを作成します
C. [所有者変更時に削除] フィールドを false に設定して共有レコードを作成します。
D. 共有レコードを作成し、RowCause を Manual に設定します。

解答

A. 共有レコードを作成し、RowCause をカスタム Apex 共有理由に設定します。

解説

A. 共有レコードを作成し、RowCause をカスタム Apex 共有理由に設定します。
正解です。Apex 管理共有（Managed Sharing）で作成された共有レコードは、RowCause にカスタムの理由（例: “My_Custom_Share”）を使用することで、所有者変更時に削除されず永続化されます。

B. 「共有なし」キーワードを使用してクラス内に共有レコードを作成します
不正解です。”without sharing” はそのクラスの共有ルールの適用有無を制御するもので、共有レコードの保存期間や削除可否には影響しません。

C. [所有者変更時に削除] フィールドを false に設定して共有レコードを作成します。
不正解です。このようなフィールドは AccountShare オブジェクトには存在しません。RowCause の値で削除対象かどうかが制御されます。

D. 共有レコードを作成し、RowCause を Manual に設定します。
不正解です。”Manual” は UI から手動共有されたときの RowCause であり、Apex コードから直接指定することはできず、使用しても所有者変更時に削除される可能性があります。