設問
Salesforce アーキテクトは、共有カスタムオブジェクトへのアクセス権を取得したユーザーが、所有者が変更されたときにアクセス権を失わないようにするために、何を推奨すべきでしょうか?
選択肢
A. カスタムオブジェクトの特定の共有理由を作成します。
B. Apex クラスで「runAs」システムメソッドを使用して、レコードの可視性を強制します。
C. RowCause ‘Manual’ を使用して新しいレコード in_Share オブジェクトを作成します。
D. レコードの可視性が確実に考慮されるようにするには、「共有あり」キーワードを使用します。
解答
A. カスタムオブジェクトの特定の共有理由を作成します。
解説
A. カスタムオブジェクトの特定の共有理由を作成します。
正解です。カスタムオブジェクトに対して Apex 共有理由を作成することで、所有者が変更されてもアクセス権を維持できます。これにより、レコードの共有が所有者変更に影響されなくなります。詳細は Salesforce の公式ドキュメントをご参照ください。
B. Apex クラスで「runAs」システムメソッドを使用して、レコードの可視性を強制します。
不正解です。runAs
メソッドは、テストクラスで異なるユーザーコンテキストでコードを実行するためのものであり、レコードの可視性を強制するものではありません。
C. RowCause ‘Manual’ を使用して新しいレコード in_Share オブジェクトを作成します。
不正解です。RowCause
に ‘Manual’ を使用しても、所有者が変更されると手動共有は削除されます。所有者変更に影響されないアクセス権を維持するには、Apex 共有理由を使用する必要があります。
D. レコードの可視性が確実に考慮されるようにするには、「共有あり」キーワードを使用します。
不正解です。with sharing
キーワードは、Apex クラス内でのレコードアクセスを現在のユーザーの共有設定に基づいて制限しますが、所有者変更によるアクセス権の維持には直接関係しません。
第139問
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