みなさん、こんにちは!
Salesforceエンジニアの森川です。
今回のテーマは、Salesforceの「Einstein Copilot」です。
Einstein Copilotの概要から、その重要性、そして設定方法まで、実践的な視点を交えて解説していきます。
Einstein Copilotとは?
1. Einstein Copilotの定義
Einstein Copilotは、Salesforceプラットフォームに組み込まれた対話型AIアシスタントで、ユーザーが自然言語で指示や質問を入力することで、業務の自動化や情報提供をサポートします。これにより、営業、サービス、マーケティングなどのさまざまな部門での生産性向上と効率化が期待できます。また、Einstein Copilotは、Einstein Trust Layerを通じて大規模言語モデル(LLM)とやり取りし、問いかけに対する適切な回答を生成して返します。これにより、生成される回答は、CRMデータや指定した外部データでグラウンディングされ、正確で信頼性が高く、わかりやすい自然言語で書かれています。
2. Einstein Copilotの主要なメリット
業務効率の向上
Einstein Copilotを各種アプリケーションに組み込むことで、部門や職種を問わず、日常業務の中で自然にAIを活用できます。例えば、重要な商談の計画立案や顧客からの質問への迅速な回答など、AIアシスタントに話しかけるだけで実用的な情報を得られ、業務の進め方が大きく変わります。
信頼性の高いAI活用
Einstein Copilotは、Einstein Trust Layerを通じて大規模言語モデル(LLM)と連携し、CRMデータや指定した外部データを基に、正確で信頼性の高い回答を生成します。これにより、新製品のプロモーションプランの作成やケースの割り当てなど、日常業務を安心してAIに任せることができます。
ノーコードでのAIアシスタント拡張
ビジネスニーズに合わせて、Einstein Copilotの機能をノーコードで拡張できます。フローやApexコード、プロンプト、MuleSoft APIを呼び出すカスタムアクションを作成することで、AIアシスタントの能力を強化し、さまざまな処理を迅速に実行できます。
3. Einstein Copilotのやり方
1. Einstein Copilotの設定
設定をクリック
Einstein設定をクリック
クイック検索内にて「エージェント」を検索しクリック。
※前提として「Einstein 設定」がTRUEになっていることを確認してください。
エージェントを有効化
エージェントを有効化し、一度リロードします。
エージェント名をクリック
リロード後「Einstein Copilot」をクリックします。
※今回は使用しませんが、エージェントを有効化するとクイック検索内にて「エージェントアクション」が表示されるようになります。こちらではCopilotのカスタマイズをする際に使用します。
「ビルダーで開く」をクリック
画面右上の「ビルダーで開く」をクリックします。
標準機能のアクションを確認
会話プレビュー内にてタスクを実行してみます。
文章が生成されました。
2.動作確認
Einsteinボタンをクリック
選択可能なプロンプトをクリック
完成
4. まとめ
いかがでしたでしょうか。
SalesforceのEinstein Copilotは、単なるAIツールを超えて、業務効率化とデータ活用を支える戦略的なパートナーとなり得る存在です。業務の中で自然にAIを活用できる設計は、現場の負担を軽減し、チーム全体の生産性を向上させる大きな力となります。
特に、信頼性の高い回答を提供するEinstein Trust Layerや、ノーコードでの柔軟なカスタマイズ機能は、さまざまな業務ニーズに応えるうえで欠かせません。これにより、単純作業の効率化はもちろん、重要な意思決定を支えるツールとしても活用が期待されます。
今後のビジネス環境で競争力を維持・向上するためには、こうした最新のテクノロジーをどのように取り入れ、活用するかが鍵となります。Einstein Copilotを最大限に活用し、AIの可能性を広げましょう。
最後に、現在Salesforceを効果的に活用できていない企業様や、これからSalesforceの導入を検討している企業様で、設定や運用、保守に関するサポートが必要な場合は、ぜひお気軽にご相談くださいませ!
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