設問
大手トレーニングプロバイダーのStudent Communityの決済処理のユースケースです。決済ゲートウェイが処理に30秒以上かかるため、学生はエラー発生時にも再試行できるよう、リアルタイムで決済結果を受け取りたいと望んでいます。この要件に最も適したSalesforceとの統合アプローチはどれでしょうか?
選択肢
A. 変更データキャプチャ (Change Data Capture、CDC) を使って支払い処理を行う。
B. プラットフォームイベントを使って支払い処理を行う。
C. Continuation(継続)機構を使って支払いゲートウェイに対して処理する。
D. リクエスト/応答(Request‑Reply)方式で支払いゲートウェイへ API 呼び出しを行う。
解答
C. Continuation(継続)機構を使って支払いゲートウェイに対して処理する。
解説
A. 変更データキャプチャを使用して、支払いゲートウェイへの支払いを処理します。
不正解です。
変更データキャプチャは、Salesforce内のデータ変更を外部に通知する非同期のメカニズムです。ユーザーが結果を待つリアルタイムな決済処理には適していません。
B. プラットフォーム イベントを使用して、支払いゲートウェイへの支払いを処理します。
不正解です。
プラットフォームイベントは、イベント駆動型の非同期通信に使用されます。決済結果をリアルタイムでユーザーに返す必要があるこのシナリオには適しません。
C. 継続を使用して支払いゲートウェイへの支払いを処理します。
正解です。
継続(Continuation)は、長時間実行される外部コールアウトのタイムアウトを回避し、ユーザーセッションをブロックせずに非同期に処理します。コールアウト完了後に結果をリアルタイムでユーザーに表示できます。
D. リクエストと応答を使用して、支払いゲートウェイへの API 呼び出しを行います。
不正解です。
単純な同期的な「リクエストと応答」は、決済処理が30秒以上かかるため、Salesforceのコールアウトのタイムアウト制限に抵触するリスクが高く、この問題に対する完全な解決策ではありません。
第71問
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