設問
ユニバーサルコンテナーズ(UC)はグローバルな金融会社です。UCのサポート担当者は、UC製品について問い合わせてきた顧客のために、その場で銀行口座を開設したいと考えています。
銀行口座開設プロセスにおいて、担当者は外部機関を通じて顧客の信用調査を実施します。顧客の信用調査には、常時最大30人の担当者が同時にサービスを使用します。信用調査プロセスが失敗した場合に、担当者にエラーを表示するためのエラー処理メカニズムを構築する必要がありますか?
選択肢
A. 検証プロセスがダウンしている場合は、リクエストと応答の代わりにファイア アンド フォーゲット メカニズムを使用して、サービスがオンラインに戻ったときにエージェントが応答を取得できるようにします。
B. Web サービスへの接続に問題があり、エラーが応答した場合には、検証 Web サービス API で検証プロセス エラーを処理します。
C. 検証プロセスがダウンしている場合は、モック サービスを使用してエージェントに応答を送信します。
D. 検証プロセスがダウンした場合に備えて、ミドルウェアで統合エラーを処理し、ミドルウェアはリクエストの処理を複数回再試行する必要があります。
解答
D. 検証プロセスがダウンした場合に備えて、ミドルウェアで統合エラーを処理し、ミドルウェアはリクエストの処理を複数回再試行する必要があります。
解説
A. Fire-and-Forget を使用し、サービス復帰後に担当者が応答を取得する仕組みにする。
不正解です。
Fire-and-Forget は応答を待たずに送信する方式で、リアルタイムのエラー通知や即時再試行ができません。信用調査のように同期的な応答が必要な場面には不適です。
B. Web サービス API 内でエラー処理を行う。
不正解です。
API 側だけで処理すると、エラー原因の特定や全体的なリトライ制御が分散化し、統合システム全体の運用が複雑化します。集中管理されたエラー処理には向きません。
C. モックサービスを使って応答を返す。
不正解です。
モックは開発やテスト用であり、本番運用で利用すると誤った信用調査結果を返す恐れがあります。顧客対応において信頼性が損なわれます。
D. ミドルウェアで統合エラーを処理し、リトライする仕組みを構築する。
正解です。
ミドルウェアはエラー処理、リトライロジック、ログ記録、集中監視を一元的に提供できます。再試行により一時的障害からの回復も可能で、Salesforce公式ガイドでも推奨される堅牢な統合設計です。
第66問
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