設問
外部サービスのURIが予告なく変更されました。このサービスは最新の為替レートを提供しており、Salesforceから何度もアクセスされるため、エンドユーザーにとってビジネスクリティカルな機能となっています。このような状況において、ユーザーのダウンタイムを最小限に抑えるために、統合アーキテクトはどのソリューションの実装を推奨すべきでしょうか?(2つ選択してください。)
選択肢
A. エンタープライズサービスバス(ESB)
B. リモートサイトの設定
C. コンテンツセキュリティポリシー
D. 名前付き資格情報
解答
A. エンタープライズサービスバス(ESB)
D. 名前付き資格情報
解説
A. エンタープライズサービスバス(ESB)
正解です。
ESBは中央集約型のルーティング機能により、エンドポイントURLの変更を吸収できます。アダプターはバックエンドアプリケーションとの通信とデータ変換を担当し、メッセージルーティングなどの活動も実行できるため、外部サービスのURL変更時でも継続的な統合を維持できます。
B. リモートサイトの設定
不正解です。
リモートサイト設定の管理は手動プロセスでエラーが発生しやすく時間がかかります。またワイルドカードは使用できず、各エンドポイントを明示的にリストする必要があるため、URL変更時には手動での設定変更が必要となりダウンタイムが発生します。
C. コンテンツセキュリティポリシー
不正解です。
CSPはXSSやクリックジャッキングなどの攻撃を緩和・検出するセキュリティ対策のための機能です。URL変更管理には直接関係がなく、統合の継続性を保証するものではありません。
D. 名前付き資格情報
正解です。
名前付き資格情報を変更することでURLが変更されてもコールアウトを容易に維持できます。エンドポイントや資格情報の変更は名前付き資格情報の更新のみで済み、コードの変更は不要なため、URL変更時も最小限の設定変更で対応可能です。
第57問
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