設問
ある企業は、Salesforceから社内ファイアウォールの内側にある自社開発システムにデータを送信する必要があります。データは一方通行で送信する必要があり、リアルタイム送信は不要です。平均処理量は1日あたり200万レコードです。
外部システムとSalesforceの統合を構築する際、統合アーキテクトは適切なオプションを選択する際に何を考慮すべきでしょうか?
選択肢
A. レコード量が多いため、同時リクエスト数が外部システムへの REST API 呼び出しの制限に達する可能性があります。
B. レコード量が多いため、外部システムは BULK API Rest エンドポイントを使用して Salesforce に接続する必要があります。
C. レコード量が多いため、Salesforce は外部システムに対して REST API 呼び出しを行う必要があります。
D. レコードの量が多いため、レコードをプラットフォーム外にステージングするにはサードパーティの統合ツールが必要です。
解答
B. レコード量が多いため、外部システムは BULK API Rest エンドポイントを使用して Salesforce に接続する必要があります。
解説
A. レコード量が多いため、同時リクエスト数が外部システムへの REST API 呼び出しの制限に達する可能性があります。
不正解です。外部システムへの制限も考慮すべきですが、Salesforce側からの大量データ送信でAPIコール制限に達するリスクの方が大きな課題です。問題の本質を捉えきれていません。
B. レコード量が多いため、外部システムは BULK API Rest エンドポイントを使用して Salesforce に接続する必要があります。
正解です。1日200万レコードという大量データと非リアルタイムという要件には、外部システムがBulk APIでSalesforceからデータを効率的に一括取得する「プル型」統合が最適です。
C. レコード量が多いため、Salesforce は外部システムに対して REST API 呼び出しを行う必要があります。
不正解です。SalesforceからREST APIを個別に呼び出すアプローチは、大量データ処理において非効率であり、Salesforce側のガバナ制限に容易に達するため推奨されません。
D. レコードの量が多いため、レコードをプラットフォーム外にステージングするにはサードパーティの統合ツールが必要です。
不正解です。Salesforceの標準機能であるBulk APIはプラットフォーム内で大量データのエクスポートを効率的に行えるため、必ずしもサードパーティツールの使用を必要としません。