設問
ユニバーサルコンテナ(UC)は、外部の保険見積もりシステムを呼び出すために Apex コードでコールアウトを行うことを検討しています。保険見積もり処理のために外部システムへ Apex コールアウトを使用することが適切であるか確認するために、統合アーキテクトはどの点を考慮する必要がありますか?
選択肢
A. 単一の Apex トランザクションにおけるコールアウトの最大数
B. 単一の Continuation における並列 Apex コールアウトの最大数
C. 同じトランザクション内で保留中の DML 操作がある場合、コールアウトがブロックされる制限
D. コールアウトのタイムアウト制限(最長実行時間)
解答
解説
A. 単一の Apex トランザクションでの最大コールアウト数。
不正解です。
単一のApexトランザクションでの最大コールアウト数は100ですが、これはコールアウトの数に焦点を当てた制限です。保険見積処理のような統合では、処理時間が重要なため、数ではなく実行時間の制限が適切性を決定づける主要な要因となります。
B. 単一の継続における並列 Apex コールアウトの最大数。
不正解です。
単一のContinuationにおける並列コールアウトの最大数は3ですが、これはContinuationクラスを使った非同期コールアウトに適用される制限です。設問は標準Apexコードを使った同期コールアウトを想定しており、Continuationの制限は関係ありません。
C. 同じトランザクション内で保留中の操作の制限。
不正解です。
保留中の操作の制限は、DML操作や非同期ジョブのキューイングに関連しますが、Apexコールアウトの保留中制限として明確に定義されていません。コールアウトは同期的に実行されるため、この制限は統合の適切性を確認する主要な点ではありません。
D. 長時間実行リクエストの制限(合計実行時間)。
正解です。
Apexコールアウトの合計実行時間はトランザクションあたり120秒に制限されており、保険見積処理のような時間がかかる外部呼び出しでは、この制限が統合の信頼性とパフォーマンスに影響します。アーキテクトはこれを留意し、適切性を確認する必要があります。
第17問
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